- 2023/06/21
6月21日
今日の5時間目、愛知県警察第一交通機動隊「Be-Force」の方々にお越しいただき、5年生と6年生で交通安全教室を行いました。
「Be-Force」のみなさんが、自転車に乗るときのルールや安全な乗り方を、実演を交えてたくさん教えてくださいました。
まず最初は、ヘルメットについて。自転車に乗るときはヘルメットをかぶりましょうという法律に変わりました。「もしヘルメットがなくて事故に遭ったらどうなるでしょう。」
「頭をぶつけてけがをする!」
では、実際に自転車で何かにぶつかったらどうなるか見てください。
自転車で壁にぶつかり、勢いよく飛んでマットの上に落ちてしまいました。これでヘルメットがなかったら、大変なことになってしまいます。
去年1年間で、自転車の事故で亡くなった方は愛知県で20人。そのうちヘルメットをつけていた人は一人もいませんでした。
ヘルメットをかぶるときは次の3つに気をつけましょう。
1 おでこがかくれるまゆげの上くらいまで深くかぶる。
2 ヘルメットの後ろについているダイヤルを回して、首を振っても取れないくらいにしめる。
3 あごひもを指2本入るくらいまでしっかりしめる。
次に、一時停止の標識について勉強しました。
「さて3択です。この赤い三角の標識に書いてある字はどれでしょう。 ① 止まってもいいよ ② 止まろう ③ 泊まれ」 ③に手を挙げる子がたくさんいて、みんな「だまされた~!」と大笑いでした。
次は一時停止を実際にやってみます。停止線で止まって、右・左・右の確認はもちろんするのですが、自転車はこの後とくに後ろを確認することが大切だそうです。後ろから来た車が曲がるときに巻き込まれて事故に遭うことがあるからです。
みんな真剣に見ています。
交差点に壁があって見にくいときどうするかも教えてもらいました。
次は代表の子が実際にのってみました。壁の向こうは停止線の位置では全く見えません。馬が隠れていても見えませんでした!この馬の登場には、見学している子たちが面白いなと大興奮です。
時速40kmで走っている車が1秒でどれくらい進むのか、ひもの長さで実際に見せてもらいました。約11m進むそうです。車が歩行者や自転車に気がついてすぐ急ブレーキを踏んだとしても、11m進んでしまっては、事故に遭ってしまうことがよくわかりました。
自転車のルール違反についても学びました。実際にルール違反をしながら乗っている2人を見て、どこがいけないかを当てます。
○ビールを飲んで自転車を運転した。
○傘をさして乗っている。
○2人乗り。
○2列で乗っている。
○スマホを見ながら乗っている。
○停止線で止まらない。
○イヤホンをして乗っていた。
みんなよく見て、全部の違反を見つけることができました。
最後に、小学6年生の子が自転車で歩行者にぶつかって、9500万円の損害賠償を請求されたことについて紹介してくださいました。こういうことが起きないように安全に乗ってほしいこと、いざというときのために保険に入っておくといいことを教えていただきました。
「Be-Force」のみなさん、(人形のまさのりくんも)たくさんのことを教えてくださり、ありがとうございました。みんなで交通ルールを守って安全に自転車を利用していきたいと思います。