- 2024/07/10
7月10日
6年生は社会科で地方自治を学びます。教科書ではよその市の議会の様子を学習しました。でも、さくら小学校から歩いて10分もないところに、半田市役所があります。学んだことを実際に目で見て体験しようと、今日、6年生は市役所5階の市議会議場に行って、議場見学と議会体験をさせてもらいました。
始めに傍聴席の説明を聞きました。
次は、議員さんの席に座らせていただき、市議会の仕組みについてお話を聞きました。
選挙で選ばれた議員さんが、約11万6千人の半田市民の代表として議会に参加します。そして、同じく選挙で選ばれた市長さんを始め、市役所の職員の人達が考えた税金の使い道について議場に入る市役所の人達と話し合い、決定していきます。また、市民の代表として、市のまちづくりについて質問したり意見を言ったりして、一緒にいいまちを作っていくのです。
いよいよ議会体験です。
「給食センターが新しくできるそうですが、なぜさくら小学校の近くに移転するのですか。」
議会事務局の方が、市長役と副市長役になって応えてくださいました。
「給食センターが古くなり、新しいセンターの建て替えが必要になりました。ですが、給食センターは「工場」の扱いとなり、今建っている場所に新しく建て替えることができません。給食は市全体の小中学校に配達しなければならないので、できるだけ市の真ん中がいいということで、今の場所になりました。」
このほかにもいろいろな質問に応えてくださいました。
議会体験の後は、市役所の見学もさせていただきました。
市長応接室で記者会見のつもりになってパチリ。
地下の耐震・免震設備について説明を聞きました。東日本大震災級の地震が来ても建っていられるように設計されたそうです。市民のためのよりよいまちづくりをするための重要な場所ですから簡単に壊れては困りますものね。
今日、子どもたちは、市民としての願いや困りごとなどを、議会を通して伝えることで、市役所の方たちと一緒になってより良いまちづくりをしていくことができるんだと、議会体験を通して実感できたと思います。これをきっかけに、まちづくりは誰かがやってくれることではなく、自分ごととして積極的に参加しようとする社会人に育ってほしいと思います。
今日の議場見学・議会体験のために、市議会事務局さまをはじめ、たくさんの方のご協力をいただきました。本当に貴重な体験になりました。ありがとうございました。