- 2023/01/27
1月27日
今日は6年生の総合的な学習「自分を知ろう 未来を語ろう」の学習で、「職業人の話を聞く会」パート1を開催しました。
6年生は、もうすぐ小学校6年間の学習を終えて卒業し、新しい道へ歩き出します。そんな子どもたちに、自分について考え、自分のこれから進む未来について考え、夢と勇気をもってさくら小学校を飛び立つ力をつけるためにこの学習を行っています。
今日は、建設業の方、日本料理店の料理人の方、消防官の方にさくら小学校にお越しいただき、仕事について語っていただきました。
家を1軒建てるのに、どれくらいの職人さんが関わっているでしょう。大体14から15種類の仕事をする職人さんがいるので、約100人くらいの人が動きます。
私は、小学校5年生の時、自分の家が新しくなって、その家が建つ様子を毎日見ることができ、それですごく興味をもちました。小6の卒業アルバムに将来の夢は一級建築士と書いてあります。今は建築会社の社長をしています。
皆さんには、自分がやってよかった!と思う仕事についてほしいと思います。大人になると、一日の中で仕事をしている時間が本当に長いです。だから、自分がやりたい、やってよかったと思える仕事が大切だと思います。たくさんの人に喜んでもらえて、お礼を言ってもらえるように仕事ができる人になってください。
私が消防官になろうと思ったきっかけは、高校生の時にテレビで観たかっこいい消防官に憧れたことです。親は始め女性が消防官になることにちょっと反対しました。でも押し切って消防官を目指しました。専門学校で救急救命士の資格をとり、採用試験を受けました。試験は難しかったです。でも今みんなが勉強しているものをしっかり勉強すれば必ず受かると思います。
今予防課でやっている仕事をみんな体験させてもらいました。
予防課は、未然に火事を防ぐことで多くの人を助けられます。人の命を救うことができる仕事にやりがいを感じています。
学校の設備についても教えてもらいました。
いろいろな施設の建物に防火のための必要な設備を整えるのは大変です。法律の勉強をするために辞書よりも分厚い本で勉強して、正確に設備を整えたり、高額の設備を整えるのは簡単ではありません。でも、あの設備のおかげで火災が広がらなかった、人の命が助かったというとき、やっていてよかったと思います。
日本料理店で料理人をしています。海外のお客さんに呼ばれて、外国に料理をしに行くこともたくさんあります。
一番思い出に残っている国はどこですか?
思い出に残っているというのはどの国も思い出に残っているけれど、イタリアで料理をしたとき、断水して大変でした。どこでもトラブルはたくさんあって、そういうときはどきどきするけど、楽しい思い出になるように努力すれば楽しくなります。
お給料はいくらですか?
自分一人でお店をやっているので、お給料は自分で決めます。仕事は、お金にしたい仕事、お金にならなくてもやりたい仕事、お金にしてはいけない仕事があると思っています。どういうことを目的に料理したいか、そのときにふさわしいことをふさわしいように料理して、お金という価値だけでなく、自分の価値を自分で決めて仕事をします。
外国に行くことは多いですが、外国語は話せないので、あいさつと市場で必要な数字しか覚えていません。自分の価値は料理ができることです。みんな誰でも得て不得手があるから、自分の好きなこと、得意なことを伸ばしていくことが自分の価値を高くすることだと思います。
三人の講師の先生から、たくさんのことを教えていただきました。仕事をする上で、人の役に立つこと、相手のことを考えて仕事をすることなど、仕事のやりがいを垣間見ることができたと思います。
来週の「職業人の話を聞く会パート2」も楽しみです。