- 2024/09/26
9月26日
6年生の総合「自分を知ろう 未来を語ろう」では、いろいろなお仕事をしている方からお話を聞く機会を設けています。今日は、消防官の方にお話をしていただきました。
私が消防官になりたいと思ったのは、テレビで消防官を見て「かっこいい!」と思ったからです。高校を出て消防官の試験を受けて失敗してしまいました。それで、違う分野の専門学校に行ったのですが、やっぱり消防官になりたいと思い、救急救命士の学校に2年かよって資格を取りました。当時女性で消防官の試験を受ける人がほとんどいなくて、採用も少なかったので、いろんな人に聞いたり調べたりして女性を採用してくれるんじゃないかと思うところを選んで受けて合格しました。自分で目標に向かって調べることはとても大切なことだと思います。
消防官の仕事は、火を消す仕事のほかに、救急車に乗って救命する仕事、火事が起こらないように予防をする仕事、災害救助の仕事、事務の仕事などがあります。石川県の地震のときは、真っ先に救助に向かいました。地震で道が通れなくなり、1km先の病院まで、山をぐるりと回って7時間かけて行ったりしたそうです。
消防官として、今の悩みは家庭と仕事の両立です。皆さんが大人になったときは、今よりももっと男女同じように仕事をする時代になると思います。そのときは私と同じ悩みを持つ人ももっとでてくるのではないでしょうか。これからいろんなことがあると思いますが、人間はいつでもいつからでもやり直しができます。そしていろんなことができます。皆さんには、これからいろんなことに挑戦してほしいです。
今日のお話から、子どもたちはたくさんのメッセージを受け取ってくれました。
「自分が好きなこと、楽しいこと、得意なことをめいっぱいやってください。そうすると、こんな大人になりたい、こんな仕事をしてみたいということが見えてくる。」といわれたのが心に残りました。
心の中にたくさんの大人になるための貯金ができる学びになるといいですね。