- 2024/01/18
1月18日
6年生の「職業人の話を聞く会」、今日は3時間目に世界で活躍する料理人の方のお話、4時間目に消防士で救急救命士の方のお話をお聞きすることができました。
名古屋市で日本料理店を営んでいます。出張依頼でアメリカ、イギリス、イタリア、ネパール、グアテマラなどに料理をしに行っています。
料理をするとき大切にしているのは、相手の宗教や大事に思っていることを大切にすることです。これはコミュニケーションと一緒です。相手のことをよく知って相手を尊重することを心がけています。そういうことができる人は、自分を大切にしていろんなことにチャレンジして、失敗してもすぐ謝れる人だと思っています。
例えば「ネギを切る」ことでも、5回、10回で見える世界と一万回やって見える世界は違います。同じことをずっとやり続けると、あるときあっと見えることがあります。一生懸命やれば報われます。自分を大切にして、自分を裏切らなければ、周りの人が支えてくれます。みなさんには無限の可能性があるから、がんばってください。
私は、高校生の時に友達が交通事故に遭ったのがきっかけで、救急救命士を目指しました。資格を取るために専門学校に進学し、消防署の採用試験を受けて消防士になりました。今は、救急科で救急課で救急業務をしています。救急車で病人やけが人を病院へ運んだり、救急法の指導をしたりしています。火災があれば、消防車で出動することもあります。
消防車は、半田・阿久比・武豊・東浦管内で、1年に一万一千回、一日約33回、約44分に1回出動しています。救急車が呼んだ人の家がすぐ分かるのは、消防士が道を勉強しているからです。車で実際に行ったり、走って行ったりして道を覚えています。
子どもたちに感想を聞いてみました。
○自分のことを大切にするって重要なんだと思いました。周りの人を考えることが大切だとわかりました。
○いろんなことに挑戦して、一つのことをがんばれば活躍できるんだと思いました。
○海外に出張で王族の人に料理を作る仕事があるっていうことを初めて知りました。
○命がけで火を消して、そのために必要な水は消防車の1.5トンだと3分でなくなることに驚きました。その状況で被害を拡大させないためにいろんなことをしていてすごいと思います。
○消防士になったきっかけが友達の交通事故だと聞いて、勇気があるなと思いました。なかなかできないことだと勉強になりました。