- 2024/12/18
12月18日
今日は、6年生が津波避難訓練を行いました。半田市が発表している「理論上最大想定モデルによる想定 津波浸水深」のマップによると、想定津波高は3.4mで、さくら小学校は浸水を免れるようです。さくら小でも、毎年津波避難訓練で、垂直避難の訓練をしています。子どもたちが全員3階に避難し、安全を確保する訓練です。
ですが、東日本大震災の経験から、災害は想定を超える場合があるということを教えてもらいました。さくら小学校では、最大でも3.4mの津波を想定した訓練をおこなっていますが、万が一想定を超える津波が押し寄せ、垂直避難では安全を守れない事態が起こった場合に備えておきたいと考えました。
そこで、今日の訓練は、「想定を超え、垂直避難では安全を確保できない場合の避難を考えること」「避難所生活を想像し、できる備えを考えること」を目標に、6年生を対象に瀧上工業雁宿ホールに行って実施しました。
学校から、JR半田駅までは小走りで行きました。
このあたりまで津波がくると言われています。
雁宿ホールに到着しました。
担当の方に案内していただき、避難所の様子を見学します。
「避難所になると、割り当てられるスペースは、畳1枚に1人です。持ってきた荷物もすべて含めてその大きさです。一次避難所となると、畳1枚に2人のスペースです。」と教えていただきました。子どもたちは、実際に避難所生活になったとき、どんな生活になるのかを少し想像することができました。
雁宿ホールの舞台の下の「奈落」の見学もさせてもらいました。
奈落には、避難所が開設されたときのために非常用の備蓄食料約3000食、水約3000リットルがおいてありました。子どもたちは実際に地震が起こったら、真っ暗い中この食料や水を運んで避難者が生活していくんだということに気づくことができました。
今日の訓練で、子どもたちは防災意識を高めることができました。
地震が起こって津波が発生したら、まずは高いところに避難するのが大切です。でも、もし津波から身を守れるほど高いところがなかったらどこに逃げたらいいだろう、とか、実際に避難できたとして、そこでどうやって避難生活を送るのだろう、などと、自分の身に本当に起こったらどうしたらいいか、子どもたちには自分事として考えてほしいと思います。ぜひ今日の訓練で知ったことや思ったことをおうちの人と一緒に話し合ってみてください。